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現在、手直し中です。すみません。
WordPressのビジネスモデルと『無料』の弊害 ~あるプラグイン作者のFarewell~
『あなたは、 Lester GaMerZ‘ Chan が開発したプラグインを幾つ使っていますか? 1つ、あるいはそれ以上、使った経験があるのではないでしょうか』
という問いかけで始まる「WeblogTools Collection」の記事。
http://weblogtoolscollection.com/archives/2010/02/03/good-luck-lester-chn/
WPのデータベースを自動的にバックアップしてくれる「WP-DBManager」をはじめ、印刷用ページを自動作成する「WP-Print」、各記事のアクセス数を表示する「WP-PostViews」、ページナビゲーションの「WP-PageNavi」など、WPを日常的に使っている人なら誰でも一度は耳にしたことがある有名プラグインの数々を6年にわたって開発してきた作者のLesterが、大学を卒業し、2010年2月からフルタイムの仕事を始めるにあたり、プラグイン開発の終了宣言したことを伝えると同時に、WordPressの無料サポートの在り方について言及しています。
Lesterは、プラグインの開発と全面的なサポートこそ終了したものの、今後もバグフィックスを中心としたアップデートは手がけていくことを約束しており、彼が「終了宣言」したことについて、「No one should be upset at Lester」(ユーザーたちはLesterの状況を配慮し、この決定に腹を立てるべきではない)と強く主張しています。
当然ですよね。
Lesterのプラグイン開発は一部有志による寄付にのみ支えられ、彼がどんなに素晴らしい創意工夫をしようと、親切にサポートしようと、一銭の対価も生み出さないからです。
生活を支える『職業』として成り立たない限り、Lesterには、一生、それだけに専念する事はできません。
フルタイムの仕事を得たLesterが、多大な労力を要するプラグイン開発から撤退するのは致し方ないことであり、誰もそれについて批判することはできません。
「文句があるなら、使用料を払え」、この一言に尽きます。
つまり、こういうこと──『無料』で開発、提供されるものには、必ずこうした限界があります。
どんなに優れたツールも、優れた人間が手を加えなければ歩が止まってしまうし、優れた人間を留めるにはそれに見合った報酬が要ります。
100万人が使おうと、1億人が使おうと、それに見合うだけの開発資金を回収できない「無料ツール」としてのWordPressの限界は、Lesterのような優れた開発者を失いやすいということ、そして、その現実は、末端ユーザーにも様々な影響を与える、ということです。
かといって、WordPress、もしくはプラグインにライセンス料や使用料を課金すれば、今までのようにいかなくなるでしょう。
そこが難しいところです。
「いかにして働きに見合った報酬を回収するか」
このシステムが成り立たない限り、「あの有名プラグイン」が開発を止めてしまうケースは後を絶たないと思います。
「あとで後悔しないためのWordPress構築 3大ポイント」にも書きましたが、プラグインを導入する際は利便性ばかりに目を奪われず、「離脱する可能性」を考慮しないと、後でとんでもないトラブルに巻き込まれることがあります。
「動かない」「読めない」「レイアウトが崩れる」……etc
管理画面で『無効』にすれば問題ないこともあれば、記事に挿入したプラグイン独自のタグを片っ端から削除しなければならない場合もあります。
いつまでも使い続けたいなら、1ドルでもDonate(寄付)すること。
当面はそれしか解決策がありません。
そして、WordPressのみならず、『無料』というものの限界を考え、ユーザーも賢いお金の使い方を覚えないと、結局、その不具合は自分に返ってくるだけ、という気がします。
最後にWeblog Tools Collectionの記事は問いかけます。
Lesterが、WordPressユーザーのために、プラグイン開発とサポートの両面を成り立たせるには、どんなビジネスモデルを構築すべきなのだろうか?
So I wonder, what type of business model would Lester have to set up in order for you to consider paying for both the plugin and support?
それにはネットにおける『無料観』を底から変えないと、非常に難しいように感じます。
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2 Comments
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asazuki
4月 20, 2010 @ 19:44:25
全く同感です。
少額課金システムが普及すればいいのですが、そのためには乗り越えなければならないいくつもの壁があるように思います。
本サイトの趣旨にも同感です。応援しています。
阿月まり
4月 21, 2010 @ 03:10:39
コメント、ありがとうございます。
「無料」は便利だけども、技術や品質面のみならず、精神面(文化?)でも、目に見えない形で大きな代償を払っているような気がします。
何かこう、働きに応じて、それなりの報酬を得られるようなシステムが出来ればいいんですけど、
払う側の価値観にも依るので、本当に難しいですよね。
応援してくださって、ありがとうございます